写真で見る、ツール・ド・フランス2014
第17ステージ

ティンコフ・サクソショーは続く。マイケル・ロジャース(オーストラリア)にとって、キャリア最高の日だった翌日、今度はラファウ・マイカ(ポーランド)がこのツールで2勝目となる第17ステージでの勝利を挙げた。同時に、ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)との山岳賞争いでもリードを広げた。また、総合表彰台争いは、総合3位のティボー・ピノ(フランス、エフデジ ポワン エフエル)と、この日ニバリとともにゴールしたジャン・クリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥゼール ラモンディアル)とのタイム差が8秒と拮抗。ペローにとっては会心のレースでもあった。 そして、日本人ライダーとして唯一ツールに参戦している新城幸也(チーム ヨーロッパカー)がついにエスケープグループに乗り込んだ。途中からは追走グループの一員となったが、先行するライダーを追撃するには十分な集団牽引を見せた。 第18ステージは、今大会最後の山岳ステージ。おなじみトゥールマレーを越え、オタカムの頂上ゴールを目指す(ステージプロフィール). 145kmはあっという間に過ぎ去る距離だ。雰囲気をこちらで確認しておこう。 第17ステージのレースの模様は、Brake Through Media(Instagram・Twitter)とカー・フォスによる写真でご覧いただこう。     ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)は、総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム)に5分26秒のリードを築く。しかし、オタカムを目指す第18ステージや、第20ステージの個人タイムトライアルを考慮し、その差をより広げておきたいと考えているようだ。 リッチー・ポート(オーストラリア、チーム スカイ)の苦しんでいる表情にお目にかかることは少ない。これも笑っているように見える。 マルセル・キッテル(ドイツ、チーム ジャイアント・シマノ)を筆頭に、スプリンターにとっては苦しい1日となった。彼らの多くがステージ優勝のラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)から30分ほどの遅れを喫している。 残り7.8kmでラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)が動き出す。ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)、ヨン・イザギレ(スペイン、モビスター チーム)、さらにはフランク・シュレク(ルクセンブルク、トレック ファクトリーレーシング)が食らいつく。 ラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)は、山岳賞争いにおいてホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)との差を広げることに成功。残り1つとなった山岳ステージでは、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを守りきる可能性が高まっている。 ラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)は、残り4.2kmで先行していたジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター チーム)をキャッチ。そして、残り2.5kmでアタックを決め、今大会2勝目を勝ち取った。ヴォスコンティはレース後、「できる限りのことはやったし、昨年と同様に山岳で走ることができると思っていたが、山岳賞でトップに立つマイカが追いついてきた時点で、その意味するところは理解できていた。彼がステージ勝者だ。彼が追い上げてきた様子を見たときに、厳しい状況にあることを悟った」と語った。 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)は苛立っているようだ。 ジャン・クリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥゼール ラモンディアル)のみが、この日ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)に食らいつくことができたライダーだった。この走りで、総合3位のティボー・ピノ(フランス、エフデジ ポワン エフエル)に8秒差と迫っている。 ラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)の独走勝利は目前。 ラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)は、ここ2年のジロ・デ・イタリアでは総合7位、6位と好成績を残している。24歳の彼は、今年ジロとツールを連続して走ることは予定していなかったが、ローマン・クロイツィゲル(チェコ)のバイオロジカルパスポート異常値によって、急遽ツールに招集された選手だった。 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレック ファクトリーレーシング)は、現在総合13位。チームのスポーツディレクター、キム・アンダーセン氏は、「ステージ勝利にチャレンジした。この結果は前向きに捉えている。逃げに入ればステージ勝利は可能だと考えていた。マイカは素晴らしいライダーで、フランクは彼と一緒に行くことはできなかった。また、昨日はアイマール(・スベルディア)のパンクの際にアシストとして力を使っている。しかし、彼はこの場にいるし、トップ10を狙うことができると信じている」と話した。 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、チーム スカイ)やコーン・デコルト(オランダ、チーム ジャイアント・シマノ)は23分32秒遅れのグルペットでゴールしたが、まだまだ元気な様子だ。 ローレンス・テンダム(オランダ、ベルキン プロサイクリングチーム)は、この日ステージ14位。総合では8位につけている。 マルセル・キッテル(ドイツ、チーム ジャイアント・シマノ)は29分遅れでゴール。この日の最終グルペットでゴールした。 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)は、翌日に控えた最後の山岳ステージを総合トップで迎える。

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Daily News

世界中の主なサイクリング・ニュースは、こちらから
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2014.07.24

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2014.07.23

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2014.07.22

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2014.07.21

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2014.07.18

CyclingTips Daily News

●ラファウ・マイカがツール・ド・フランス第17ステージ優勝 ●アルベルト・コンタドールはブエルタ・ア・エスパーニャ欠場へ ●ガーミン・シャープはサーヴェロ社との契約終了へ キャノンデール社へ移行か ●レオポルド・ケーニッヒは2015年シーズンにUCIプロチーム入りか? ●ミハエル・アルバジーニがケヴィン・レザに対し人種差別発言か? ●コモンウェルスゲームズに出場するスリランカ代表選手がトレーニング中に高速道路に入ってしまうハプニング ●有酸素トレーニングに疼痛体制を強化する側面があることが明らかに ●オランダの元サイクリストにマレーシア航空機でのフライト予定はなかった模様

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写真で見る、ツール・ド・フランス2014第16ステージ

カルカッソンヌからバニエール・ド・ルションまでの237.5kmで争われた第16ステージは、今年のツール・ド・フランスにおいて最も長距離のステージだった。5つの上りが控え、中でも最後に迎えるポール・ド・バレスは超級山岳だ(プロフィール)。 このステージの勝者がエスケープグループから出ることは容易に想像ができ、結果はマイケル・ロジャース(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)に輝いた。第10ステージでのアルベルト・コンタドールの落車リタイアは、第14ステージでのラファウ・マイカ(ポーランド)の勝利(現在、山岳賞争いでトップに立った)や、このロジャースの勝利など、チームの結束力を生み、コンタドールのアシストだった選手たちがチームをツールでの成功に導いている。 総合表彰台争いにおいても、大きな動きのあるステージとなった。ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)のマイヨ・ジョーヌは安泰だが、ティボー・ピノ(フランス、エフデジ ポワン エフエル)が好走し、ロメン・バルデ(フランス、あージャードゥゼール ラモンディアル)からマイヨ・ヴェールを奪取、ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)との差も広げることに成功した。 第16ステージのレースの模様は、Brake Through Media(follow on Instagram・Twitter)とカー・フォスによる写真でご覧いただこう。 テレビ中継が始まる前、スタートから45分間はアタックの応酬により、平均時速は55km/hをマークした。逃げが決まるまで2時間を要した。 イェンス・ケウケレイエ(ベルギー、オリカ・グリーンエッジ)は逃げに乗り込んだが、上りでのペースアップに対応できなかった。チームは、エースのサイモン・ゲランス(オーストラリア)が第16ステージをもって大会を離脱。ステージ勝利の可能性が遠のきつつある。 ロメン・バルデ(フランス、アージェードゥゼール ラモンディアル)は、総合3位、マイヨ・ヴェールに身を包みスタートしたが、ティボー・ピノ(フランス、エフデジ ポワン エフエル)の攻撃に対応できなかった。総合5位、ヤングライダー賞争いでは2位に後退した。 エスケープグループに加わったマッテオ・モンタグーティ(イタリア、アージェードゥゼール ラモンディアル)は、ステージ8位と健闘した。 マイケル・ロジャース(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)は、超級山岳ポール・ド・バレスでトマ・ヴォクレール(フランス、チーム ヨーロッパカー)の攻撃を凌いだ。レース後、ロジャースは「私は数年前からこのゴール地点を把握していた。2010年の(トマ・)ヴォクレールがステージ優勝を挙げており、今回も彼が本当にやる気に満ちていたことを感じていた。下りではリスクを負う覚悟を決めていた。目の前のチャンスを理解し、勝利するために必死になった。それは簡単だったか? とんでもない。ツールにはギフトなどなく、その日最も強くなければステージ優勝はあり得ない」と語った。 ティジェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)は、総合上位陣の争いから後退。総合6位と順位は1つ下げただけだが、総合3位に対し4分以上のリードを許してしまった。残すピレネー2ステージで巻き返しを図る。 ステージ優勝争いの後方では、総合表彰台争いが繰り広げられていた。ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)のマイヨ・ジョーヌは安泰だが、ティボー・ピノ(フランス、エフデジ ポワン エフエル)がマイヨ・ブラン争いで優位に立った。 ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル)、バウケ・モレマ(オランダ、ベルキン プロサイクリングチーム)、フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレック ファクトリーレーシング)が一段となってゴール。レース後、ファンデンブロックとシュレクが体調不良であることを明かしている。 ラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)が、ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)から山岳賞のマイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュを奪取している。 勝利を喜ぶ、ステファノ・フェルトリン、オレグ・ティンコフ、マイケル・ロジャース、ビャルネ・リースの面々。 ステージ後、ティンコフ・サクソの宿舎では盛大に祝杯が挙げられた。

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Tips and Self Improvement

その読み方、本当に正しい?

お気に入りの選手の名前がいろいろな読み方をされているのを聞いたことはあるだろうか?どの読み方が正しいのだろうと考えたことはあるだろうか?近年では、伝統的な自転車大国以外からもプロツアーに加入する選手が増える傾向にあり、選手を名前で応援するのもますます難しくなってきている。今回の記事では、お気に入りの選手の名前の読み方について、CyclingTipsの翻訳者である江原健がアドバイスする。

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カフェインとサイクリング:交流のツール?それともパフォーマンスのブースター?

コーヒーブレイクはライド中の大事な交流の時間だ。コーヒーを嫌うサイクリストはほとんどいないし、嫌いであってもそれをサイクリング仲間に公言している人はもっと少ない。普段から僕たちが摂取しているカフェインは、自転車のパフォーマンスにどのような効果をもたらしてくれるのだろうか?コーヒーに限らず、コーラや、ジェル、スポーツドリンク、タブレット、エナジードリンクからも摂取できるカフェイン。今回は、そんなカフェインとパフォーマンスの化学にスポットライトを当ててみたい。

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タイムトライアルで強くなるには

真のレースで勝ちをつかみとることほど、充足感を得られるものはない。それこそが個人タイムトライアル。個人TTの勝利は、その日の最速の称号を手にしたことを意味する。ペース配分を完璧に実行して脚のエネルギーを余すところなく出し尽くし、フィニッシュラインでは極限の疲労と勝利の味を噛み締めるのだ。では、どうすればタイムトライアルで成功できるのだろうか?

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Latest Features

ツールでベールを脱いだ新機材:SRMパワーメーター、ドロッパーシートポスト、アイスベストなど

ツール・ド・フランスは新しいバイクやテクノロジーのお披露目の場となることが多いが、毎年開催されるスポーツイベントとしては地球最大なのだから何も不思議なことではない。CyclingTipsのレポーターであるデイヴ・エヴェレットが新製品や興味深いテクノロジーを求めてチームピットを取材。今回はその続報をお届けする。

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写真で見る、ツール・ド・フランス2014第15ステージ

スリリングなフィナーレは、勇敢に戦った2選手をメイン集団がゴール前で飲み込む結果となった。アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、チーム カチューシャ)は、ニームのゴールにトップで飛び込み、今大会2勝目を挙げている。ほんのわずかに逃げ切りが及ばなかったのは、ジャック・バウアー(ニュージーランド、ガーミン・シャープ)と、マルティン・エルミガー(スイス、イアム サイクリング)。このステージはスプリンター向きとされていたが、一筋縄ではいかないレースとなった。 バウアーにとってはもちろんのこと、ファンにとっても決して忘れられない1日になるであろうし、これこそがこのスポーツの意味するところでもある。 第15ステージのレースの模様は、Brake Through Media(Instagram・Twitter)とカー・フォスによる写真でご覧いただこう。 マルティン・エルミガー(スイス、イアム サイクリング)とジャック・バウアー(ニュージーランド、ガーミン・シャープ)はスタート直後から逃げ続けた。30km地点で7分以上のリードを築き、その差は最大で8分50秒にまで広がった。 ヤン・バークランツ(ベルギー)とトニー・マルティン(ドイツ)のオメガファルマ・クイックステップ勢によるアタックで、ロット・ベリソルとチーム ジャイアント・シマノのリードアウトは崩壊することとなった。 「苦々しい失望だ」と悔しがるジャック・バウアー(ニュージーランド、ガーミン・シャープ)。「ツール・ド・フランスのステージ優勝はこどもの頃からの夢だった。私のようなアシストマンにおいては、通常は他選手のために走っている。だからこそ、路面状況や残り100kmでの風・天候の変化は私にとってチャンスであり、それが実現目前で、私とマルティン(・エルミガー)にとっては勝利のチャンスでもあった」とレース後に語った。 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、チーム カチューシャ)は、今大会2勝目を挙げた。 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)は、総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム)に対し、4分37秒のリードを持つ。 バウアーはレースを振り返り、「ラスト5kmはラウンドアバウトが多い分、我々がステージ勝利をつかむことができると思っていた。私とマルティン(・エルミガー)は自らのラインとペースで進むことができる。一方で、集団は人数が多く、より難しくなり、ペースが落ちる。だからこそ、ラスト5kmは挑戦した。ラスト1kmでは十分なリードを持っていた。マルティンの動きを見ながら、残り400mでトライしたが、逃げ切るのにほんのわずかに足りなかった」と述べた。

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ツールでベールを脱いだ新機材:ボトルベスト、Turboタイヤ、無線イヤホンなど

ツール・ド・フランスは新しいバイクやテクノロジーのお披露目の場となることが多い。毎年開催されるスポーツイベントとしては地球最大なのだから当然だろう。ツール序盤にレース会場のチームピットを取材したCyclingTipsのレポーターであるデイヴ・エヴァーネットが、これまでに発見した新製品や目を引いたテクノロジーについて報告する。

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写真で見る、ツール・ド・フランス2014第14ステージ

第13ステージのシャンルースに続き、リズールで攻撃に出たツール・ド・フランス初出場のラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)は、長い逃げの末、ついにステージ優勝を果たした。一方で、逃げを容認したヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)は、総合争いのライバルに対し再びタイム差を広げる走りを見せている。 マイカ、ニバリ、ジャン・クリストフ・ペローとロメン・バルデ(ともにフランス、アージェードゥゼール ラモンディアル)、ティボー・ピノ(フランス、エフデジ ポワン エフエル)にとっては、なんら問題のない1日だったが、総合を争うライダーのすべてが同様だったわけではない。アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム)は、総合2位の座こそ守ったものの、重要な局面でピノの前輪がリアディレーラーに接触してしまうアクシデント。ライバルたちの動きに対応ができず、遅れてゴールしたことによって、ニバリとの差が4分37秒にまで広がってしまった。また、前日に大きく後れたリッチー・ポート(オーストラリア、チーム スカイ)は、再度の脱落。実は胸部の感染症に罹患しており、抗生物質を服用していることを明らかにした。 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)とアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)が大会に残っていれば、よりスペクタクルな戦いが診られたのかもしれない。しかし、ニバリの強さも見ごたえがあり、自らの仕事を遂行しようという明確な意思を見て取ることができる。 第14ステージのレースの模様は、Brake Through Media(Instagram・Twitter)とカー・フォスによる写真でご覧いただこう。 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ プロチーム)は、前日のクラッシュがあったものの、この日は元気な姿を見せた。 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ)は、山岳賞のマイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュを奪還こそしたものの、この日ステージ勝利を挙げたラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)が新たなライバルとして浮上した。レースを終え、「スタート早々いくつものアタックあった」と振り返った。さらに、「先頭集団に入ることを狙っていた。その目的は山岳賞ジャージ獲得であり、できる限り多くのポイントを確保することだった。本当にハードなステージだった。マイカが今日一番強かった。私はすべての頂上をトップ通過を狙っていたが、メイン集団が1分差にまで近づいてきていて、まさか追いついてこないとは想像していなかった。私は上りでできる限りの走り、勝利を狙い続けたが、この上りは私にとって完璧ではなかった。ピレネー山脈で調子が上がることを願っている。私の目的は山岳賞ジャージ獲得のために走ることだ」と述べた。 再びメイン集団から遅れたリッチー・ポート(オーストラリア、チーム スカイ)。「100%の状態には無い。トライはしてみたが、抗生物質を服用している影響が出ている」と述べた。「肺に問題があり、上手く呼吸ができない。本当に残念だ。私にとって、ツールで結果を残す最初のチャンスだった。みんなが私のために走っていてくれたが、それに応えることができない。1日1日を大事にするつもりだが、ツールの完走を目指してパリを目指すことになる」と続けた。 バイオロジカルパスポートの異常値を示したローマン・クロイツィゲル(チェコ)に代わり、大会開幕ギリギリにメンバー入りしたのがラファウ・マイカ(ポーランド)だった。 今年のジロ・デ・イタリアで総合6位となったラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)は、ツール・ド・フランスで初めての勝利を挙げた。彼はレース後、「私にとってプロ初勝利だ。私はいつも2位か3位が多い。今日は攻撃すべきだと思っていたし、もし攻撃をしなければ結果はついてこないと理解していた。私は戦い、そして勝った。調子が上がってきていることを感じている。ジロ後は十分な休養をとり、調子の上昇は今後のステージを狙ううえでも良い傾向だ」と語った。 この日山岳で苦戦したのは、ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、ロット・ベリソル)。トップから5分遅れでゴールし、総合でも11位に順位を落としてしまった。「今日は脚がなかった」とレース後にコメントした。また、「最後の山岳でライバルたちの動きに対応することができなかった」と続けた。さらに、「ドーフィネが非常に良く、その状態に戻せていると思っていたが、どうやらそうした段階にはないようだ。残念な思いを抱えているが、今の状態ではどうすることもできない」と失望した様子を見せている。 ジ・チェン(中国、チーム ジャイアント・シマノ)は、28分遅れの160位でステージを終えた。 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)がリタイアし大会を去った後、チームを取り巻く厳戒態勢にあって対照的な姿を見せていたのが、チームのトップに立つオレグ・ティンコフとビャルネ・リースの2人だった。常に明るく務めていたリースは、マイカのゴール後も喜びを爆発させていた。「彼はファンタスティックだ。本当に大きな勝利だ」と興奮しながら語った。

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Upcoming Races

07.24 - Tour Féminin en Limousin (女子) - 第1ステージ

07.25 - Tour de l'Abitibi Desjardins (ジュニア男子) - 第4ステージ

07.25 - ツール・ド・フランス - 第19ステージ

07.25 - Internationale Niedersachsen-Rundfahrt der Junioren (ジュニア男子) - 第1ステージ

07.25 - Prueba Villafranca-Ordiziako Klasika

07.25 - Tour Féminin en Limousin (女子) - 第2ステージ

07.25 - Central-European Tour Kosice-Miskolc

07.26 - Tour de l'Abitibi Desjardins (ジュニア男子) - 第5ステージ

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Tour de l'Abitibi Desjardins (ジュニア男子)

第3ステージ (個人TT): Amos > Amos - ステージ結果

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COSTA Adrien
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BARTA William
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MOSTOV Zeke
0:16
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ツール・ド・フランス

第18ステージ: Pau > Hautacam - ステージ結果

1. it
ヴィンチェンツォ・ニバリ
アスタナ
04:04:17
2. fr
ティボー・ピノ
FDJ.FR
1:10
3. pl
ラファウ・マイカ
ティンコフ・サクソ
1:12
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Tech

ツールでベールを脱いだ新機材:SRMパワーメーター、ドロッパーシートポスト、アイスベストなど

ツール・ド・フランスは新しいバイクやテクノロジーのお披露目の場となることが多いが、毎年開催されるスポーツイベントとしては地球最大なのだから何も不思議なことではない。CyclingTipsのレポーターであるデイヴ・エヴェレットが新製品や興味深いテクノロジーを求めてチームピットを取材。今回はその続報をお届けする。

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ツール・ド・フランスは新しいバイクやテクノロジーのお披露目の場となることが多い。毎年開催されるスポーツイベントとしては地球最大なのだから当然だろう。ツール序盤にレース会場のチームピットを取材したCyclingTipsのレポーターであるデイヴ・エヴァーネットが、これまでに発見した新製品や目を引いたテクノロジーについて報告する。

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ジロ・デ・イタリアに登場中のバイクと機材

ジロ・デ・イタリアの前半戦を取材したCyclingTipsのデイヴ・エヴァーネットが、現地で見かけた興味深いバイクや機材のトリビアをレポートする。

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Roadtripping

日本をロードトリップする

日本をロードトリップする

日本と聞いて思い浮かぶのは、礼儀正しい、清潔、時間を守る、ネオン、画期的なトイレ、相撲、それから競輪とかだろうか。日本のどこかに自転車文化が深く根付いているだろうとは思っているが、“サイクリング”がぱっと出てくるようなイメージはない。だが、瀬戸内海と広島をサイクリングで巡ってみて、僕の中の日本のイメージは変わることとなった。

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‘Thereabouts’ – 自由のその先にあるもの

‘Thereabouts’ – 自由のその先にあるもの

サイクリングにおいては、いとも簡単に細かな枝葉のことで頭が一杯になってしまう。距離、ワット、勝ち星といった物差しに気を取られ、自転車を乗るという純粋な楽しみを忘れる。アンガス・モートンとラクラン・モートン(そう、あのワールドツアーチームであるガーミン・シャープの選手)の兄弟が、自転車スポーツの失われた魅力を取り戻すべく、基本に立ち返る旅に出た。これは、ポートマッコーリーからウルルまでの2500kmをわずか12日間で走破した2人の物語である。

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Roadtripping New Zealand – ニュージーランドをロードトリップする

Roadtripping New Zealand – ニュージーランドをロードトリップする

“ロードトリップ”シリーズの第2弾。僕らは壮大な風景が広がるニュージーランドの南島を訪れた。ひと気のない道、ターコイズブルーの湖、そびえ立つ山々を楽しみ、ワナカやクイーンズタウンの素晴らしい人たちと交流し、そしてニュージーランドのビールで喉を潤した。

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